中国でポケットWiFiルーター&SIMを買ってみる ~比較と速度結果~

2019-10-06

皆さん、ネット通信はどのような形でされていますか。

自宅内でのインターネット利用は有線のブロードバンド、ルーターからWi-Fi接続、スマートフォンでテザリング、3G4Gを利用したスマホ利用などいろいろやり方はあります。出先ではスマートフォンでデータ通信、または今回ご紹介するポケットWi-Fiを利用することになりますね。
私は在宅時これまで有線からルーターを通してwif利用していましたが、普段使いには全く問題もありませんでした。しかし・・・

オンライン語学学校の採用条件が下り20Mbps 、上り5Mbps

ということで副業をするべく調べたところ、どうしても速度の速い回線が必要になり、「 ポケットWi-Fi(Wi-Fiルーター)」と「 simカード」の購入を決意したのです。

購入の条件は上記のように下りで20Mbps以上上りで5Mbps以上でした。ちなみに、私の住む学校宿舎の回線では上り4Mbps、下り5Mbps程度、到底足りません。

本記事では購入と測定までの奮闘記を記します。

TaobaoでポケットWiFiルーター探し

まずはルーターから探すことにしました。

「随身wifi,携带wifi」と検索にかけるとたくさん出てくるのですが、ピックアップしたのがこちらです。

  1. Huawei E5573-856
  2. Xiaomi 紫米MF855
  3. Benton M100

売れ筋の3つです。製品仕様を知りたい方がいらっしゃるかもしれませんので、スペックを比較記載します。

ルータ3製品のスペック比較

Huawei E5573-856

  • 10台までのwifi接続と、一台のUSB接続が可能
  • 待機時間300時間、稼働時間6時間
  • 管理アプリあり

紫米MF855(Xiaomi)

  • バッテリー容量 7800mAh(モバイルバッテリーとしても使える)
  • 管理アプリあり
  • 9台まで同時接続可

Benton M100

  • 10台まで同時接続可
  • MicroSDカードを入れるとデータ保存ができる
  • 小さくて安い

 

仕様と周波数帯域比較

先程ご紹介した3社のルーターと中国大手通信会社の対応表です。

対応周波数帯 同時接続 特徴  サイズ バッテリー   値段
Huawei
E5573
聯:3G/4G
電:4G(1/3/41)
移:4G(40/41)
10台+USB1台 USBでの接続可  9.68cm×5.8×1.28 1500mAh 約380元 
Xiaomi MF855 聯:3G/4G
電:4G
移:3G/4G
9台 モバイルバッテリーになる  10.2cm×7.5×2.2 7800mAh 約320元 
Benton M100 聯:3G/4G
電:4G
移:3G/4G
10台 MicroSDが使える  9.2cm×5.5×1.3 1700mAh  約200元

通信会社の電波周波数とと製品の対応バンドがあわなければなりません。

中国通信会社3社の比較

中国の通信大手3社の通信帯域を表にしてみました。

3G 4G
アクセス方式 バンド アクセス方式 バンド
中国聯通 China Unicom WCDMA B 1/3/5/8 TD-LTE B 40/41
FDD-LTE B1/3
中国電信  China Telecom CDMA2000 B 1/5 TD-LTE, B 40/41
FDD-LTE B1/3
中国移動  China Mobile TD-SCDMA B 34/39 TD-LTE B 38/39/40/41

ネット回線利用で人気があるのは中国電信(China Telecom)です。電話としては、通信網の広さ等からそれ以外の2社が人気です。

TaobaoでWiFiルーターにあうSIM探し

中国のものはスマホでもそうですが、基本的にはマルチ対応した機種が多いです。今回ピックアップしたモバイルWi-Fiもすべて4Gに対応しているので、4Gの中でも定評の高い中国電信(China Telecom)のSIM(データ通信)カードを買うことにしました。

有効期間半年24GB、228元の物です。本当はもっと容量の大きいものが欲しいのですが、下り不ピードが20Mbps以上でないと目的を達成できず全て無駄になってしまうので、まずはこちらで試してみました。

  1. 支払い
  2. 実名登録
  3. 発送
  4. 利用開始手続き

この順で進むことに・・・なるはずだったのですが・・・

購入ボタンを押しても、実名登録のページ画面が表示されません。仕方なく、店の人にチャットで連絡する(午後10時)とお店の人がすぐに返事をくれ、

「おかしいな、まあでも大丈夫、購入手続きをしてあげるよ」とのこと。

必須のはずの実名登録をしなくてもよいのでしょうか。そして、ウェイシン(wechat:中国のインスタントチャットサービス)でお金を送れというのです。なんか、騙されている感じもしましたが、夜遅くに対応してもらったことで、申し訳ないという気持ちも生まれ思い切って振り込みました。

…2日後、無事届きました!早い。

心配が杞憂に終わったばかりか、おまけとして、Simのアダプターもつけてくれました。

Benton M100を買ってみた

今回比較した3商品のピックアップした理由は非常に簡単で、数ある同様の商品の中から売れ筋の上位に来ていたためです。

しかし、製品仕様を比較してみて思ったのですが、あまり変わらないのではないかというのが正直な印象でした。確かにメーカー名に信頼度の優劣はありますし、製品の品質にも違いはあるかと思います。だけど、よくわかりません。

ポケットWi-Fiルーター受け取り

そこでとりあえず安さと売れ筋で、3つ目のBenton M100を購入してみました。Benton(本腾)なんていう会社名聞いたことなかったのですが、評価もかなり良好でしたので大丈夫だろうと軽い気持ちです。Huaweiは日本でも名前が知られていますし、会社も大きいので色々と安心かなと思ったのですが、対応周波数帯が少ないのと、高いのでやめました。

さて、こちらが届いた商品です。

おまけに1GB分の聯通4G カードをつけてくれます。しかし、こちらのカード、残念ながら外国人は登録できませんでした。店舗に持っていっても無効だそうです。どうしても使いたければ中国人に頼んで変わりに登録してもらうしかないとのことでした。でも、身分証の登録とか、顔写真数枚の登録とか、私は人に頼むの嫌だなと思いましたので、引き出しの中です。

現在、中国の通信業界は実名登録が徹底されています。携帯のsimカードなんてちょっと前まで道端で簡単に買えたんですけどね…。

 通信速度のチェックと結果

さて、いよいよ肝心のネットスピードチェックです。

部屋には有線のネット回線があるにもかかわらず、ポケットWi-Fiも、4Gカードも買ったわけですから、その目的である「下り20Mbps以上 上り5Mbps」以上でないと困ります。

結果は以下の通りでした。

Benton M100スピード

十分早いけど、、、微妙な値です。下りがクリアしていません。
ちなみに部屋の有線の測定結果はこうですので、だいぶマシにはなっています。(正確には有線からWi-Fiルーターで飛ばして使っているものです)

部屋備え付けのWi-Fiスピード

しかし、これではどちらも不合格です。ちょっと足りていなくても、全然足りていなくても、不合格には違いありません。

そこで藁にもすがる思いでネット情報にかけ検索をしてみることにしました。すると、「アルミホイルでパラボラアンテナを作ると電波改善!」との言葉があちらこちらにあるのです。(広めのお皿にアルミホイルをぐるぐるまいて、その中央辺りに機器をセットするだけという簡単なものです。)これは、条件クリア間違いなしと試してみた結果はこうでした。

アルミパラボア

結果、遅くなりました。私のアンテナの作り方、設置の仕方等悪いのかな・・・。ちょっと研究してみたいと思います。

中国の教育現場のネット事情(おまけ)

私は今回ネットスピードの大幅なアップが必要だったのですが、「それなら回線変えればよかったのでは?」という声もあるかと思います。しかし、それができなかったのです。

実は冒頭でもちらっと書いたように私は学校の寮に住んでいます。そして、中国の学校内は「教育網」という特別な専用のネット網がひかれているようで、新規参入ができないのです。今回中国電信と中国聯通という通信大手2社に連絡しましたが、どちらも回答は同じでした。

光回線が新しくひけていれば、料金的にも速度的にもより満足できたのですが…。とりあえず、副業のオンラインはおあずけです。

最後に話は変わりますが、出張や、旅行など短期間のみに利用したい方は現地での購入や契約は難しくお得感もないのでおすすめできません。やはり、日本で短期貸出端末を利用するのが得策です。現在はいろいろな業者がこのサービスを行っています。


モバイルルーターを貸してくれるサービスの記事です。よかったらご覧ください。

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お読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

JUNP

2008年から中国で日本語教師をすること早10年。中国でできないツイッタ-始めました。よかったらフォローお願いします。

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