中国語、発音と声調の規則を学び、NHKゴガクで無料でチェックしよう!!
中国語で最も難しい発音と声調と規則を学ぶ、NHKの無料サイト「NHKゴガク」で声調のチェックをする、この2点をご紹介します。
言語は文法やルールありきでできているわけではないので、本来文法、規則という形で勉強するのは間違ったことでしょう。
しかし、法則性というのはどの言語も少なからず存在し、私たち外国語を勉強する人間にとっては非常に有用であるため、これを利用しない手はないのです。こういったことを何も勉強せず、母語話者の近くにいるだけで勉強しようとしたら、相当時間がかかりますよね。
中国語勉強初期に覚えておいた方がいい法則
中国語の基本声調 1
本題に入る前に四声がわかっていないと理解ができませんので、簡単に説明します。
この四声は発音と一緒に一番最初に必ず習うものです。
中国語は一つの音、例えば「ma」だけとっても、4つの種類があります。正確に言うと「軽声」と呼ばれる音もありますので、5種類と言えるでしょう。
コツとしては
第一声 山で「やまびこ」をする時の伸ばす感じです。「おーい」とか「ヤッホー」
第二声 驚くときの上がり調子の調子です。「えっ!」、「うわ!」
第三声 感心するときの調子です。「ふ~ん」、「へえ」
第四声 飼い犬を軽く叱るときのような感じです。「こら」
発音の説明もしていますので、まだ中国語の発音は知らないという方、よろしければご覧ください。
音調の変化法則~日本語編~
そろそろ声調に関する法則に行きたいのですが、理解を深めるために…
中国語を実際に話したり、使ったりしていると、「あれ、覚えたはずの声調がなんだか違うぞ…」ということがあります。もちろん方言だったら納得できるのですが、「普通話」にもあるのです。
なんだか、ややこしいと思われるかもしれませんが、これって日本語にもあるんですよ。
例えば 箱根温泉
「箱根 + 温泉」と二つの単語が合わさってできていますが、声調(日本語は正確には高低アクセントといいます)が違いますよね。
「温泉」の部分が「お/んせん」から「お\んせん」に変わっています。日本語は単語が合わさり、複合語になったときこのような変化がたくさんあります。
しかし、中国語の中の変則的なものはそう多くありません。だから今覚えてしまいましょう。
第三声+第三声 → 第二声+第三声 の変化
「第三声の語が連続するとき最初の第三声は第二声に変化」
中国語ができない日本人でもわかるこの中国語「你好」これがまさにそれです。
你nǐ 好hǎo → 你ní 好hǎo
また、「いい」という意味のこれもそうです。
很hěn 好hǎo → 很hén 好hǎo
このように変化する理由は、第三声は低いところから始まり、さらにちょっと下る、それが二度続くとちょっと発音しにくいということのようです。
否定を表す「不」の変化
「第一声、二声、三声の前では第四声に、第四声の前では第二声に」
「不是」と「不吃」の「不」の声調は同じではありません。
不是 → búshì 不来 → bùlái
というように後続の単語によって声調が変わるのです。他の例をみてみましょう。
第一 不吃 bùchī 不说 bùshūo
第二 不学 bùxúe 不明白 bùmíngbai
第三 不好 bùhǎo 不等 bùděng
第四 不去 búqù 不对 búdùi
数字の「一」の変化
「第一声、二声、三声の前では第四声に、第四声の前では第二声に」
まず注意点は「一」を単独で読むと、「第一声」です。
つまり、「一」の字は後続する語の声調、または単独で使うかによって3種類の音に変化します。
単独 一 yī
第一 一千 yìqīan 一天 yìtīan
第二 一年 yìnián 一人 yìrén
第三 一起 yìqǐ 一米 yìmǐ
第四 一对 yídùi 一定 yídìng
さあ、いかがでしょうか。微妙な変化はなかなか覚えられないですが、段々とそれらしくなってくると思います。
発音チェックができる NHKゴガク
NHKサイトのNHKゴガクから、中国語の発音ができます。最初の勉強にすごく有効的だと思いますので、ご紹介します。
こちらのサービスはまずサイトに登録後使えるようになるのですが、ツーステップ必要です。
・NHKネットクラブ
・NHKゴガク
どちらか一つだけだと利用できませんので、ちょっと面倒ですが、我慢して進みましょう。
NHKネットクラブに登録
まず、NHKネットクラブに入ってください。
次に、画像にありますように右上の会員登録から登録を行います。
記入したメールアドレスにメールが届きますので、必要事項を記入し、登録します。
マイゴガクに登録
次に先ほどのページの中段右「マイ語学」から「NHKゴガク」のページにお入りください。
次に右上の青いボタン「マイ語学」にアイコンを合わせると、ログインと新規登録の欄が出てきます。
そちらで登録できたらひとまず完了です。
発音チェック機能を使う
さきほどNHKゴガクトップページ中段にある「中国語」から入ります。
中国語のページに入れ,いくつか番組名が出てくるかと思います。
その中から好きなテレビ番組・ラジオ番組の「声調確認」をクリックします。
これでようやく、声調と発音確認ページにたどり着きました。
ここから、画面中央の枠内の簡単な設定をすれば完了です。
「Adobe player」の設定を以下の通りチェックを入れ、設定します。
設定の選択は、画面にも表示があるように、
許可
設定を保存
を選びます
お疲れ様でした。いかがでしょうか。
最初にご覧いただいた、この画面が出るかと思います。
それでは使ってみましょう!
使い方は非常に簡単で、
1・お手本を再生する
2・○録音を押し、自分の声を録音
3・少し待つと「黄色」で自分の声が反映される
4・再生で自分の発音を確認
以上で、発音の確認ができます。
さあ、いかがでしょうか。
ネイティブの発音は、左上欄にある例文しかありません(放送日毎更新)が、自分の発音がどんな波になっているかは確認できると思いますので、中国語を勉強し始めたばかりの方、ぜひ一度試してみてください。
また。こちらNHKゴガクからは、1週間分のラジオ講座とテレビ講座が視聴できるようです。興味のある方は併せてご利用になってみたらいかがでしょうか。
まとめ
文法と呼ばれる部分から外れたものがあることは確かですが、その外れた部分にも規則があることがわかります。人間が生活する中で、使いやすく、便利なものへと変えてきた結果ですね。
中国語の声調に関しては、その規則的なことがわかっているだけでは使いこなせません。やはり、少しずつ使って慣れていくしかないでしょう。
今回お話ししたNHKのサービスや、以前他の投稿でお話しさせていただいた「中国語脳を作る近道-~-言語パートナー-~」を通し、中国語勉強にお役に立てていたら幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
(よろしければご覧ください)
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