2019 海外で日本の新聞:デジタル新聞・ニュースサイト・お得情報
世界広しと言えども現在はインターネットが普及してる便利な世界です。世界中どこへ行ってもインターネット環境さえあれば、日本の情報が簡単に手に入ります。端末も特別なものを必要とするわけではなく、パソコンやスマートフォンなどほとんどの人が持っている日用品です。
しかし、そんな時代だからこそ、こんな事はありませんか。

海外での暮らしがメインでも日本国内のニュースが日本目線で知りたい、詳しく知りたいということがあると思います。そんな人のニーズに応えてくれるサービスがいくつかあります。
本記事では大まかに海外で日本のニュースを知る方法から、ニュースを新聞で読む方法までをまとめてご紹介致します。
新聞社の記事をウェブ上で見る
新聞社は新聞の紙面に書いているものを、Web上で読めるように、自社のニュースサイトでも発信しています。
(読売オンライン キャプチャー画像)
大手から地方新聞まで各公式サイトにて掲載されていますが、記事閲覧は無料で読むことができます。気に入った記事だけ、もしくは読みたい記事が決まっている場合はこれでも十分でしょう。
大手新聞社の公式ニュースサイト一覧です。(五十音順)
・朝日新聞
・産経新聞
・サンケイスポーツ
・日本経済新聞
・毎日新聞
・読売新聞
(・日本経済新聞中国版 Nikkei ASIA)
こちらを利用するメリットは
- 基本的に無料
- 紙の新聞に書かれているニュースと同じものが読める
- 各新聞社のニュース一覧が1ページで見渡せ、見たい部分をクリックすれば簡単に読める
- 端末とネット回線さえりようできれば読める
デメリットは
- 新聞のように縦書きで記事が読めない(新聞イメージではない)
社会のできごとのおおよそを知るくらいであれば、これで十分情報が手に入るでしょう。しかし、やはりどうしても新聞のように縦書きで読みたいという人がいるかと思います。その場合はどうしたらよいでしょうか。
紙の新聞を定期購読する
縦書きで記事が読みたい、日本にいたときと同じように紙の新聞が読みたいという人は、実際に新聞を届けてもらう手があります。朝ポストを見れば新聞が届いている、そういう状況です・・・が、居住場所や新聞社によって配達にかかる時間が違ったり、そもそも海外へのサービスがないという場合もあります。
配達時間間とお値段、気になりますよね。一覧にしてみます。(※ 個人と法人とでは、変わってくるのですが、こちらでは個人での申し込みパターンを前提とします。)
日本経済新聞 国際版
現在アジア地域にて日経新聞を購読する場合、日経グループアジア、日経香港が管轄する4つの印刷所から配送してもらえるようです。
料金(1ヶ月あたり)は下記の表の通りです。
私のいる中国(その他)では1か月1,350元もするんですね。日本円で約2万円です…
他の国をみてみると、例えばアメリカやカナダは129ドル(電子版込み)です。配送はアメリカ国内3拠点にある印刷所からされるようです。
国によって料金にちがいがありますが、どの国をとっても、やはり安くはありませんね。このサービスを利用する人が多くないこと、配送地域もバラバラであることが、単価が高くなってしまう原因でしょう。
朝日新聞 国際版
朝日新聞の国際版はOCSというANA GROUPの会社から配送されるようです。
その他の地域を見てみると、例えばアメリカは72ドルと108ドルのコースがあり、それぞれファーストクラスメール、セカンドクラスメールとあります。違いは配達日にあります。
- ファーストクラスメール → 新聞日付の2~3日後
- セカンドクラスメール → 新聞日付の3~6日後
先の日本経済新聞と比べると金額的にはお得ですが、配達日がどちらのコースにしても遅いですね。着いた頃には新聞ではなくもはや旧聞です…。
※ 2019年9月30日をもって海外版は休刊となりました。
読売新聞 国際版
読売新聞国際版は現在のところアジアの各国とハワイのみのサービスとなっているようです。
ハワイは表の中にありませんが、日本円11,000円、アメリカドル90ドルです。
※ 2018年8月31日をもって海外版は休刊となりました。
産経新聞・毎日新聞 国際版
産経新聞と毎日新聞は2019年4月6日現在、国際版の取り扱いがありません。
新聞定期購読 まとめ
メリット
- 日本と同じように紙で紙面が読める
- 持ち運びが楽
デメリット
- 日本では3000円台で購読できていたが、海外では3倍以上の値段になってしまう
- 新聞が発行された当日に届くことはまれで、2日後以降の配達になってしまう
- デジタル化の流れで休刊になっている
休刊の状況からもわかるように、海外で紙の新聞を配達して読むという需要が減っているようです。現在では日本経済新聞のみこのサービスが利用可能という状況です。それでは読めないのかというとそうではありません。
私がお勧めするのはこちらです。
電子版(デジタル)で紙面ニュースを読む
これは、一番目ニュースサイト記事と二番目紙版新聞、両方のデメリットを克服できるのではないでしょうか。
メリット
- 新聞の形式、イメージのまま読める
- 日本と同じタイミングで、しかもいつでも読める
- 安い
- 持ち運びが楽
デメリット
- インターネットがないと読めない(回線があるときに保存して、オフラインで閲覧可)
- 紙が好きな人には不向き
現在電子版(デジタル新聞)サービスを提供している会社は5社です。表で違いを確認してみましょう。
紙 宅配 | 電子版のみ(新聞の宅配無し) | 紙+電子版セット | ||
朝のみ | 朝・夕 | |||
朝日新聞 | 3,093円 | 4,037円 | 3,800円 | +1000円 |
産経新聞 | 3,024円 | × | 1800円 | × |
日経新聞 | 3,670円 | 4,509円 | 5,900円 | (4,900円)+1000円 |
毎日新聞 | 3,093円 | 4,037円 | 3,456円 | +0円(有料コースもあり) |
読売新聞 | 3,093円 | 4,037円 | × | +162円 |
新聞各社それぞれ社風の違いがあり、好き嫌いがあるかと思います。ですから、単純に料金だけでは判断できませんが、やはり料金は気になるところです。
電子版のみの購読は国内で配達してもらうのと同様に高くなってしまいます。ですので、家族が日本にいて、新聞を取っている方はそれに追加料金(上表の右「紙+電子版セット」)を利用するとよいでしょう。
朝日新聞 – 朝日デジタル
電子版のみ(新聞の宅配無し) | 紙+電子版セット | |
3,800円 | 朝のみ宅配地域 | 3,093円 +1000円 |
朝・夕宅配地域 | 4,037円 +1000円 |
お住まいの地域によって、朝刊のみの宅配か、夕刊もあるかが異なります。電子版とのセットにするとそれぞれ1000円をプラスした額になります。私も、以前知人からIDを借りて試読しましたが、使いやすかったです。
電子版のみ、もしくは自宅で宅配購読されている方で電子版セットに切り替えたい方はこちらからどうぞ。
朝日新聞の電子版サービス「朝日新聞デジタル」
朝日新聞には就活生、学生向のお得プランもあります。
新規 | 宅配購読中 | ||
紙 宅配 | 電子版のみ(新聞の宅配無し) | 紙+電子版セット | +電子版 |
これから就活を控えている学生や、大学生活の中で社会勉強したいと考えている人にはいいのではないでしょうか。
ご興味のある方こちらご覧いただけます。
朝日新聞デジタル「就活割」
産経新聞 – 産経電子版
電子版のみ(新聞の宅配無し) | 紙+電子版セット |
1800円 | × |
産経新聞は電子版とのセットがなく、選びやすいですね。
2016年まではスマホやタブレットなど、8インチ以下の端末であれば無料で閲覧でき、それ以外で購読する場合は有料で(約300円、約400円)と安かったです。現在は他社と同程度の価格セットとなっていますね。
これはキャプチャですが、使いやすく変わっていました。特に印刷する範囲が記事ごとではなく、自分で選択できるのが使い勝手いいです。(サンプルが見られますので、「サンプル版」からどうぞ)
日本経済新聞 – 日経電子版
電子版のみ(新聞の宅配無し) | 紙+電子版セット | |
5,900円 | 自宅で購読済み | (4,900円)+1000円 |
自宅で未購読 | 5,900円 |
以前より高くなっていますね。日本在住の家族や友人などがもともと新聞を取っていれば、プラス1000円を出すだけで電子版が読めます。他社に比べ、全体的に高い価格設定になっています。
毎日新聞 – デジタル毎日
電子版のみ(新聞の宅配無し) | 紙+電子版セット | |
3,456円 | 朝のみ宅配地域 | 3,093円 +0円(※) |
朝・夕宅配地域 | 4,037円 +0円(※) |
「※」は愛読者セットというコースなのですが、会員登録するだけで使えます。
「+500円で愛読者プレミア会員」になれ、ウォールストリートジャーナルやサンデー毎日も読めるようになります。
読売新聞 – 読売プレミアム
電子版のみ(新聞の宅配無し) | 紙+電子版セット | |
× | 朝のみ宅配地域 | 3,093円 +162円 |
朝・夕宅配地域 | 4,037円 +162円 |
読売新聞は電子版のみのサービスはないのですが、セット購入は安いですので、紙版を宅配してもらっている方はぷらすしてもいいかもしれま
海外滞在者向けのデジタル新聞購読パターン
新聞社によってサービスの形態が違いますので、自分の好きな新聞社が必ずしも自分の望むようなサービスを行っていない場合があります。
簡単にパターンとして考えてみたいと思います。
お金は関係ないという方
1・海外向けの宅配サービスのある日経を選ぶか、好きな会社(読売新聞以外)の電子版を選ぶ、又はその両方。
お金は安い方がいいという方
日本に家族など知り合いの人がいて、その人が新聞を購読している場合
1・購読新聞のデジタル版に加入しID取得してをもらう(産経新聞以外)。
2・産経新聞が良い場合はセットがないので、デジタル単体で申し込む
日本に家族など知り合いの人がない、もしくは新聞を購読していない場合
1・好きな会社の電子版を選ぶ(読売新聞以外)
セット割を利用するとお得に購読ができますが、やはり、前提として家族など誰かが紙版で宅配してもらっている必要があります。
しかし、一つだけ、完全に無料で読む裏技があります。それがこれです
日経新聞デジタルが無料で読める
日本経済新聞限定ではありますが、単体では最も高額な料金で提供しているサービスを無料で読むことができます。
その方法は「楽天証券」か「丸三証券」を使うのです。これにより「日経テレコン」というサービスが使えるようになります。
これにより使えるようになるのが
- 過去1年間の日経新聞の記事を検索できる
- 日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日経産業新聞、日経MJの過去3日分の記事が読める
株やFXの売買に用意されているものですが、利用がなくとも閲覧ができます。
楽天証券で日経
楽天証券で利用するにあたり、注意点がありまして、
- マーケットスピード(ソフト)をダウンロードする。
- 楽天FX取引口座、信用取引口座、先物・オプション取引口座のいずれかの口座開設で無料
- お預かり資産残高が30万円以上(取引の必要はなし)で無料
ご興味のある方はこちらからどうぞ。
楽天証券
丸三証券で日経(おすすめ)
丸三証券は楽天証券に比べ簡単に使えます。
- 専用ソフトをダウンロードする必要がない
- スマホでいつでも見られる
- 口座の開設さえ終われば、すぐに利用可
もちろん、口座を開設をしても、取引は必須ではありません。
ご興味のある方はこちらからどうぞ。丸三証券
まとめ
海外で新聞を読むにはいろいろな手段があり、値段もピンキリであることがわかりました。国によってもインフラの状況も違いますし、自分にあった選択をされるとよいでしょう。
私が現在使っているのは、毎日新聞のデジタル版「愛好者セット」(両親が自宅で宅配購読しています)と、丸三証券経由で日経デジタルです。皆さんもこの機会にいかがでしょうか。
お読みいただきありがとうございました。
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