20年中国でYouTubeやインスタグラムを見る4つの方法

2017-08-31

中国で不便するインターネット事情、Twitter、YouTube、Instagram、調べ物にもネット上の規制があります。その不便を取り除く4つの方法をご紹介します。

日本ではごく当たり前に使えていたサービスが海外では使えないということがあります。国が変わればその国のルールに従わなければならないわけで、どうしようもないことです。もともと使っていた経験がなければ他人事なので、使えないことで何も不便はありませんが、使っている人にとっては一大事ですよね。

Twitter、You Tube、Facebook、Instagram、Gmail、Yahoo!検索、Google検索、ニコニコ動画等

日本でこんなサービスを使っていますという方は、旅行や留学、出張、赴任等でも安心して使えるように対策を行いましょう。

中国のネット規制を乗り越える4つの方法

経済の発展に伴ってこれまでの規制は撤廃もしくは緩和方向に進むのが一般的ですが、こちら中国では違うようです。

2010年の10月頃の私の経験です。当時、中国漁船が日本の海上保安庁の船に体当たりした事件がありましたが、その映像がYouTubeに流れたのと同時にYouTubeが視聴できなくなりました。gmailもそれまでは使えていました。サービスを提供するGoogleが中国当局と折り合わず、中国本土から撤退することが決まって以降完全に閲覧できなくなり現在に至ります。

また、2017年6月には突如中国国内の多くのVPN会社が摘発を受け、閉鎖に追い込まれました。表向きは許可を得ていない違法業者の排除ということですが、2018年度にはVPN自体を禁止する(許可取得済みも含む禁止)という話もありました。

※ 2020年現在もVPNは完全規制とはならずに使用できています。しかし、党大会や香港騒動などの政治上国際的に大きな影響がある場合一時的に規制がかかります。

さて、現在考えられる方法は4つあります。

 hostsの書き換え
 香港SIMを使う
 VPNを使う
 中国どこでもWiFiを使う

これらを簡単に一つずつ見ていきます。

hostsを書き換える

🚫 17年10月より使えなくなっています

あらゆるWebページにはwww.ooooo.co.jpというようなホスト名に対し、129.00.12.1のようなIPアドレスが振り当てられています。大手サイトであれば振り当てられているIPアドレスは一つではなく複数で、ホスト名を打ち込むとこの複数の中から最寄りのサーバーにあるIPアドレスにリンクするようになっています。

これを「hostsの書き換え」により任意のIPアドレスに繋がるよう設定するのです。そうすると中国国内で規制がかかっているIPアドレスからの閲覧ではなく他からそのページを見ていることになります。どうもホスト名に対して規制をかけているわけではなく、個々のIPアドレスに対して規制がかかっているためこのようなことが可能なようです。

香港版SIMを端末で利用

タオバオで販売されている香港SIMの画像

これはSIMを使いますので以下3点の環境で利用できます。

 スマートフォンからの閲覧
 SIMを内蔵できるパソコンもしくはタブレットからの閲覧
 モバイルWi-FiにSIMを入れてWi-Fi経由で閲覧

このSIMがあれば常に規制のない状態で使えますので、購入が済んでしまえば簡単でいいですね。上記のキャプチャのように香港SIMの情報はタオバオでもたくさん表示されます。

ただ、 デメリット もいくつかあると思います。

 中国サイトで購入する必要あり
 購入から中国語でやりとりをする必要あり
 スマホ利用の場合、デュアルSIMに対応していないと不便
 料金も特別安いわけではない
 香港と大陸の政治情勢の影響を受ける可能性あり

※日本のAmazon、楽天市場、ヤフーショッピングなどのショッピングサイトでも買うことができます。旅行や短期出張には適していると思います。現在販売が確認できるのは2種類です。利用期間が異なります。

VPNで規制を回避

VPNによるトンネル化イメージ図

私は以前までhostsの書き換えと中国の『行雲VPN』を使いネットをしていましたが、前述の17年6月の検閲によりこちらも閉鎖されてしまいました。

18年度にはVPN自体を規制するという話もありましたが、特に問題なく使えています。ということで、私もVPNの使用をひとまずおすすめ致します。

VPNの会社

 ふぐVPN(6.5 U.Sドル,無料期間なし)
 ExpressVPN (8.32 U.Sドル,無料期間30日)
 セカイVPN(1,080円/月 , 無料期間最大2か月)
 Pure VPN(2.48 U.Sドル/月,返金保証15日,日本語非対応)

設定自体は難しいものではありませんので、ご利用になるサービスの説明をご覧の上設定されるとよいかと思います。

おすすめVPN

私はいろいろな理由からPure VPNを使っていましたが、スピードがいまいち出ないことが増えたことに加え、中国本土のサーバーがなくなったためやめました。また、本部を構えている香港の暴動の影響もあるようですが、ご興味のある方関連記事を御覧ください。

現在のおすすめは「ふぐVPN」と「ExpressVPN」です。Youtubeなど動画サイトにはスピードが大切ですからね。

JoytelのSIMとボケットWiFi

JOYTELのロゴ画像

Joytel(ジョイテル)というソフトバンク系列の会社が手掛けるのが最近始まったインターネット通信サービスです。私はまだ未体験なのですが、3種類の形態があり、それを通じてインターネットをすることでネット規制にかかることがなくなるということです。

VPNの規制がつよくなってきているので、そんな中でこれはよいかもしれません。

 JOYTEL SIM
 中国どこでもWiFi(モバイルルーター)
 中国どこでもWiFiホームプラン

JOYTEL SIM

これはさきほどご紹介した香港SIMと同様の製品です。公式ページには中国の通信会社との提携によりVPNなしでもできる仕組みを作ったとの表記があります。私は香港の業者ではないかと思っていますが・・・。

出国前に日本の住所に届けてもらえるそうです。

料金や注意点など

 「使い放題」との表記があるが、実際2GBを超えると減速
 SIMロック端末では使用不能
 8日まで利用可能
 8日まで利用可能

中国どこでもWiFi(モバイルルーター)

ポケットワイファイタイプのルーターです。これは外出先でも使えるので便利ですね。デメリットはやはりちょっと高いことですね・・・。

料金や注意点など

 1日1GBまで
 月額330RMB(約5,100円:1元=15.4円計算)
 半年まとめ払い
 即日発送(中国全土送料無料)

中国どこでもWiFiホームプラン

自宅に設置する固定型WiFiルーターです。自宅でひいているインターネット回線に接続するタイプです。VPNなどすることなく日本のインターネット環境が手に入りますが、回線スピードが重要になりますので、プロバイダ契約は高速のものを引いている必要があります。

料金や注意点など

 使い放題(違法ダウンロード等により停止の可能性あり)
 月額380RMB(約5,850円:1元=15.4円計算)
 1ヶ月毎の支払い
 即日発送(中国全土送料無料)

 You Tubeやインスタグラム利用なら結論

ユーチューブとInstagramを中国で使いたいという場合にどの方法をりようしたらよいか考えると思います。ここまで4つの方法をご紹介しましたが、1つ目のhostsは今使うことができませんので残りの3つから選ぶことになります。

 香港SIM
 VPNを使う
 中国どこでもWiFiを使う

※ ↑リンクから該当記事場所へ戻れます。

状況別おすすめパターン

YouTubeは動画のためパケット通信量を食うのと、ある程度のスピードが要求されます。一方Instagramは通信量をそれほど必要にしません。スピードも一般的な4Gで十分でしょう。これを前提に4パターンで分けてみます。

  1. 短期滞在 You Tube
  2. 短期滞在 Instagram
  3. 長期滞在 You Tube
  4. 長期滞在 Instagram

あくまでも私個人的な見解ということで、参考程度にご覧頂きたいと思います。

1・短期滞在 You Tube

ネット回線がないことには始まらないので「香港SIM」がお手頃且つ簡単でよいでしょう。

2・短期滞在 Instagram

同じく「香港SIM」がよいでしょう。ホテルのWiFiのみで構わないという方は「VPN」で無料期間中に解約するのもありです。

※ ホテルでの無料WiFiなどはセキュリティー教科のためVPNの利用をおすすめします。

関連記事:海外旅行のWiFiにVPNが必須な2つの理由

3・長期滞在 You Tube

インターネット契約もまだ、且つYou Tubeもたくさん見るわけでなければ「JoytelどこでもWiFi(モバイルルーター」がよいでしょう。ただし、ある程度見るという方は中国のプロバイダを契約して、「VPN」をつないで見るのがおすすめです。VPNはつながらない可能性もあるので、確実性と金銭的余裕がある方は「JoytelどこでもWiFiホームプラン」がよいでしょう。

4・長期滞在 Instagram

インターネットの契約がまだであれば「JoytelどこでもWiFi(モバイルルーター」がよいでしょう。すでに家でプロバイダー契約しているという方は、安い「VPN」という選択もありだと思います。

結論

パソコンまたはスマートフォン、仕事上での利用またはプライベートというように、それぞれ使用する用途、場面が違うと思います。ご自身の用途に従って選べばいいですね。

現在VPNがもっとも多く利用されていますが、情勢の変化とともにVPNの使い勝手も悪くなっているように思います。新たな万能なシステムの誕生、もしくは中国が情報の自由化に踏み切ってくれるとよいのですが、なかなか難しいのかもしれません。

お読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人
JUNP

2008年から中国で日本語教師をしています。日本語教師のリアルな生活、中国で楽しく快適に暮らすアイディア、節約貯蓄術などを書いていきたいと思います。
 最近はガジェットやプログラミングにも手を出しています🎮