中国の大学生、一か月の生活費・学費は?

2017-10-10

大学生と言えば、学費も寮費も食費も趣味に使うお金も、まだ家族からの仕送りを頼りにします。日本も中国も似たり寄ったりです。

では、このすべての出費はいくらくらいか、教育熱の強い中国は日本と比べてどうか。

今回見つけたニュース記事『大学生は一か月にいくら使う?』を参考に見てみたいと思います。

(参考:『大学生一个月要花多少钱』中国新闻网

 中国の大学はどんな感じ

中国の大学は6月に行われる高考(ガオカオ)と呼ばれる全国統一試験の結果で決まります。完全に一発勝負なのですが、学歴社会の中国にチャンスは一回とはなんとも残酷です。

さて、中国の大学は明確にランク分けがあります。

  • 一本(イ-ベン)
  • 二本(アルベン)
  • 三本(サンベン)
  • 専科大学

一本は北京大学や清華大学のような有名校です。二本はその下に位置する各都市の比較的名の知れた学校、三本は一本、二本大学の付属校で○○学院という名前が多いです。専科大はその下に位置する日本で言う短期大学にあたります。

在籍期間も一本、二本、三本は4年制、専科大学は3年制です。
(専科大学の学生は学士の学位を得るために、専転本や専接本という制度を選ぶことができます。)

そしてこの、ランク分けにより学費が変わってきます。

授業料はどのくらい

先ほど学校ランクに4つあると言いましたが、この中で三本の学校が一番高いのです。

他の三つはもちろん学部にも違いがありますが大体同じのようです。

一本、二本、専科大学

 一般文系学部 4000~5000元
 理工、医学、芸術 6000元位~

これに対して三本は

三本

 一般学部 8000元位~

このような違いがあることから、家庭の経済事情により進学の道が変わることがあります。

一本、二本に合格できる点数をとれた場合はいいのですが、問題はそれに満たない場合です。三本は学士のとれる大学、専科大学は短大なので終了証のみのため学歴社会の中国にあっては大きな違いです。

それでも、経済的に余裕のないうちでは三本に入学できる点数であっても、その下の専科大学を選ぶケースがよくあります。

 1元=16.7円(17年9月6日現在の円元レート)

つまり

    4000元 ➡   66,800円
    8000元 ➡ 133,600円

大した差ではない、というかどちらにしても安いと思ってしまいますが、中国の貧困家庭にとっては大きな問題であることは間違いありません。

ちなみに現在の中国の平均月給は5,000元位かと思います。

追記:(※「三本」は今年17年よりなくなり「二本」に吸収されました)

寮費はどのくらい

中国の大学は全寮制をとっています。
(学校によっては、大学所在都市に自宅がある人のみ通学を許しているところもあります。)

寮費は年間1,500元位が普通のようです。

二段ベッドで上下に布団を敷いて寝るところもあるようですし、この写真のように、上段が寝床、下段が勉強机になっているところもあります。

今まで聞いてきた感じでは大体4人部屋でした。

生活費はどのくらい

冒頭の『大学生一个月要花多少钱』中国新闻网の調査結果をご覧ください。

まず、最初に言いたいことは、この調査ですが、聞き取り人数が少なすぎますね…。

この調査ですが、もともと8月に北京行われた同様の調査で北京の大学生の生活費が1,600元を越えているということで話題になり、それを受け地方都市の事情はどうかと調査に至ったようです。比較調査の一環として行われたんですね。

またMax研究員が全国の大学生に向けて2月に行った調査では1,212元という結果が出ていたようです。

今回西安で行われた調査でもやはり1,000元~1500元区間が最も多く全国平均に合致しています。

北京、上海のような大都市では物価も高いため出費が多くなるようですが、西安のようにちょっと郊外に行けば平均値です。

さて、この1,200元というお金ですが、この金額で足りるのでしょうか。

消費先

こちらは概算になります。

食費(朝…6元、昼…10元、夜…10元)×31日 … 806元
携帯代 … 50元
娯楽費 … 200元
その他(生活必需品、本、交通費等)… 200元~

こうしてみると、先ほどの1,200元位で十分生活できるとわかります。贅沢をしなければ普通の暮らしができるでしょう。

ちなみに私は2,000元前後使っているかと思います。

大学生身の回りの物価

大学生が行く場所・遊ぶ場所の代表の値段を見てみましょう。

  • カフェ … アメリカンコーヒー 20元前後/杯
  • ケンタッキー … 日本にありそうなセットの物(鶏足、ポテト、飲み物)だと
    35元/セット。ちなみにケンタッキーのアメリカンコーヒーは13元

  • カラオケ … 部屋の大小も様々、値段も幅広いです。こちらはクーポンで59元(店頭320元)です。10時~18時、23時~6時のフリータイムです。50元追加で18時~23時を選ぶことも可能。
    また中国のカラオケは一人頭の計算ではなく部屋料金。これで写真のようなおしゃれな部屋で歌えるので安い。

  • 映画 … 映画館によりまちまちですが、私のいる蘇州は35元位です。

まとめ

中国の平均的な大学生が一年間で使うお金は

生活費 … 1,300元×12か月
寮費 … 1500元
授業料 … 5000元

計 22,000元

ということになります。

もちろん、他にもお金を必要とする場面もあるのでしょうが、この22,000元ほどで、大学に通えるのですから安いですよね。

日本でしたら、寮に住む人がそもそも多くないですので、アパート借りて、そのお金だけでもこの金額を越えますからね。

お読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

JUNP

2008年から中国で日本語教師をすること早10年。中国でできないツイッタ-始めました。よかったらフォローお願いします。

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