中国の大学で日本語教師?スケジュールや給料、仕事内容紹介

2018-01-26

中国の大学で日本語教師を考えている方、授業時間数、一週間の仕事内容、年間のスケジュールや待遇面気になりませんか

最初は夢ややる気だけで、他の事は気にならないという方も、やはり後々の生活を考えると適当にはできないところです。

本記事では私が勤める大学の情報をお教えします。よろしければ参考になさってください。

中国の大学で日本語教師になる

日本語を教える日本語教師は日本だけではなく、海外でもできる魅力のある仕事です。その中で中国を選ぶメリット・デメリットを最初に挙げてみたいと思います。

メリット

  • 日本と近いので行き来しやすい
  • 日本の物が簡単に手に入る
  • 物価が日本より安い
  • 漢字がお互い理解できる

デメリット

  • 日中の政治事情が生活や授業に影響を与えやすい
  • インターネット規制のため情報の収集に困ることがある

メリットに挙げた「行き来しやすい」や「日本の物が手に入りやすい」などは地域性が大きいです。なんといっても中国は広いですから、内陸部、西部に行ったら状況が変わります。

中国の大学の待遇・給料

地域によっても、学校によっても全然違いますが、待遇はおおよそ以下の条件が提示されます。(各項目の下段はおおよその値です)

  1.  給料 
    4500元~9000元(平均約5500元、日本円で約10万円)
  2.  授業コマ数 
    16コマ前後(45分/コマ)
  3.  渡航チケット代 
    1年満了時に往復チケット代(上限を設けているところもあり)
  4.  旅行 
    年に数度あるところ、現金支給の所あり
  5.  宿舎 
    学校提供の寮もしくは、アパート代支給
  6.  ボーナス 
  7.  夏休み冬休みの給料 
  8.  保険 

私の通う学校の待遇

1:5500元
2:前期 14コマ 後期 9コマ
3:1年満了時に往復チケットを学校より提供
4:年に二度1~2泊の旅行あり
5:校内に外教専用の寮あり2L(約50平米)
6:夏休み・冬休み前に基本給の半分ずつを支給
7:支給
8:国立病院での診察・治療は保険がおりる

ごく平均的な待遇だと思います。給料はなかなかあがりません。交渉することでこれでも一度あがっていますが、中国人の先生が4000元前後の給料と安月給のため、交渉しにくい雰囲気があります。

日本語教師のスケジュール

日本の大学もそうですが、教師が常に事務所にいるところは多くないようです。つまり、授業のある時だけ事務所、教室にいればよいところが多いです。

週間スケジュール

下記は作年の前学期の週間スケジュールです。後期はこの半分くらいの授業数になります。
 グリーン背景 は授業
 オレンジ背景 は会話を練習したい希望者のために設けている時間

 月
7:00 朝自習
8:15 9:00 リスニング
1年
リスニング
1年
ビジネス日本語3年
9:10
9:55
10:15
11:00
11:10
11:55
昼休み 
13:30
14:15
日本語会話
3年
日本語会話
1年
日本語会話
3年
14:25
15:10
15:30
16:15
会話の練習コーナー
16:25
会話の練習コーナー 会話の練習コーナー
18:00
20:00
夜自習

グリーンの部分が授業ですので、この学期は週休4日制ということになります。授業数によっても変わりますが、私が在籍している間は土日含めどの学期も週3~4の休みがありました。

私はオレンジで示したところで会話の練習を行っています。この時間は自由時間ですので、自分のためにつかえる時間です。

これだけ見るとずいぶんと楽な仕事だと思われる方もいるかもしれません。しかし、忘れてはならないのが、それ以外の仕事です。

  • 授業準備
  • 宿題直し
  • テストや試験
  • スピーチや声優コンテストの指導

私の場合ですが、一つの授業のための授業準備は最低でも2~3時間かかっています。

それでも時間があるのは間違いないと思います。遅くても4時ちょっとには家に帰れます。一般企業でそんなことないですよね。

さらに、学校で働く最大のメリットは長期休暇です。夏休みと冬休みがあります。それでは年間スケジュールをご覧ください。

年間スケジュール

こちらは昨年度(16~17)のスケジュールです。

 16‐17年(1学期:全16週) 

9月5日    授業開始
9月15日  中秋節(17日まで休み)
10月1日  国慶節(7日まで休み)
10月10日  一年生授業開始(新入生はこれまで軍事訓練)
10月27日  全国スピーチ大会
12月4日  日本語能力試験
12月23日  クリスマスイベント
1月1日    元旦
1月2日    期末試験開始
1月18日  冬休み

 16‐17年(2学期全16週) 

2月20日  授業開始
4月4日    清明節
5月1日    労働節
5月30日  端午節(5月28日~)
6月1日    校内スピーチ大会、作文コンテスト
6月8日    校内声優コンテスト
6月19日  期末試験開始
7月2日    日本語能力試験
7月5日    夏休み(9月1日まで)

冬休み1ヵ月、夏休み2か月、祝日等休みが非常に多いのが大学で日本語教師をする特徴です。
中国の簡単な年間行事の記事も書いていますのでよろしければご覧ください。

待遇・仕事に関する個人的感想

給料は中国人の平均とほぼ同じです(関連記事:高まる教育熱と平均給料)ので、日本で消費することを考えると決して良いわけではありません。しかし、中国で贅沢しない程度に生活する分にはなんら問題ありません。

むしろ、寮費、水道光熱費等が学校もちであること、仕事の拘束時間を考えるとかなり高給取りの部類に入ると思います。休日や長期休暇も多いため、副業をすることも可能ですので、やり方次第では充実したいい生活が送れると思います。

仕事内容に関しても日本に興味を持ってくれる学生たちと接し、その成長に携われるすばらしい仕事でやりがいを感じます。

また、私生活でも日本では報道されたり、語られたりすることのない中国の現実もみられますし、非常に意義のある、中身の濃い日々を過ごせていると思います。

まとめ

中国の大学で日本語教師をする際の待遇、一年間のスケジュールをご紹介いたしました。

ひと昔前だと中国と言えば汚い、後進国というイメージがあったと思いますが、現在では日本と何ら変わらない姿があり、生活にも困らないと思います。日本語教師を海外で考えている人にとっては最適な国の一つだと思います。

何か疑問などあれば、できる限りお答えしますので、お気軽にコメントください。

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お読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

JUNP

2008年から中国で日本語教師をすること早10年。中国でできないツイッタ-始めました。よかったらフォローお願いします。

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