レノボ越えの中華パソコン、Qrtech麦本本とVoyoをおすすめ
中国系パソコンと言えばレノボ(Lenovo)、エイスース(Asus)等日本で人気のメーカーが多数ありますが、さらに安価で高性能パソコンが次々と生まれています。今回はQrtechの麦本本とVoyoを取り上げます。
これまでもシャオミ(Xiaomi)、オンダ(Onda)テックキャスト(teclast)と記事にしたことがあります。この3つはパソコンおよびノートパソコンへの進出は中国では早かったのですが、今日取り上げる二つは新興パソコンメーカーです。
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高性能の持ち運び可能なノートパソコンが欲しい
2年半前に中国ONDA社のパソコンを買って使っていたのですが、バッテリーがダメになったので買い替えを考えていました。自分の要求に合致するノートパソコンに焦点を当て探しています。
希望のパソコンスペック等
希望は以前のパソコン「( )」内のものより少しいいものです。
- 画面サイズ 11.6~13.3インチ(11.6インチ)
- CPU core i3以上(core M 5Y10)
- SSD 256GB(124GB)
- メモリー 4GB以上(4GB)
- USB3.0×2(3.0×1、2.0×1)
- mini HDMI(〇)
- キーボード着脱式 or コンバーチブル(着脱式)
- 重さ 1.5kg以下(キーボードは別で約800g)
- 値段 80,000円以下(2,700元、日本円46,710円)
※1元=17.3円計算(12月30日現在レート)
今まで使っていたものもすごくよかったです。何しろ安くコストパフォーマンス最高でした。
しかし、バッテリーがダメになってしまい、アダプター直繋ぎでしか使えないので、何かしらの原因で電気が落ちた時が怖いと思い、買い替えを決めました。
そこで考えていたのが TeclastのX5 Pro だったのですが、上のリンク先で詳しく書きました通り、ちょっと店側とうまく疎通ができず返品に至りました。こちらも前機種より素晴らしいスペックでよかったのですが…。
価格ドットコムで惹かれる商品
何かと日本で販売されている物の方がいいと思うので、価格ドットコムをチェックしているのですが、その中で一番いいとおもっているものがこれです。
【 Lenovo YOGA 720 】
- 画面サイズ 12.5インチ
- CPU core i5 7200U
- SSD 256GB
- メモリー 8GB
- USB3.0×2(TypeA×1、TypeC×1)
- mini HDMI(×)
- コンバーチブル
- 指紋認証(〇)
- 重さ 1.18kg
- 駆動時間 8.4時間
- 値段 82,361円(12月29日現在)
日本のメーカーと比べたらやはりコストパフォーマンスのいい製品だと思います。ただ、HDMI専用の口がないので、USB3.0に変換コネクタを使い接続する点、それと予算80,000円を超える点は考え物です。
そこで、中国のサイトを見ていたのですが、なかなか素晴らしいパソコンがありました。
Qrtechの麦本本
2013年11月設立の会社でパソコンのオーダー生産を行っていた会社です。2014年からタオバオ、天猫で人気が出始めたようですが、私は知りませんでした。
金麦5
安いパソコンってパソコン自体の見た目に凝っていないものが多くありますが、こちら「金麦5」はけっこうおしゃれだと思います。販売サイト自体よく作ってある感じがします。
- 画面サイズ 13.3インチ
- 映像 2.5K(2560×1440)
- CPU Pentium 4415U
- SSD 128GB 240GB 512GB
- メモリー 4GB 8GB
- USB3.0×3(TypeA×2、TypeC×1)
- HDMI(〇)
- コンバーチブル(×)
- 指紋認証(×)
- 重さ 1.25kg
- 駆動時間 10~12時間
CPUですが、メーカー発表によるとi5クラスです。
これだけあれば十分ですね。
また、キーボードにバックライトもついているので、夜でも使えます。
一番気になる値段ですが、以下のようになっています。
メモリ | ストレージ | 値段(1元=17円) |
4G | 128G | 2,799元(48423円) |
8G | 128G | 3,099元(53,613円) |
240G | 3,399元(58,803円) | |
512G | 3,799元(65,723円) |
問題点 は私の欲しいキーボード着脱式、コンバーチブルではないことです。それさえあれば即買いなのですが…。
VOYOのVBook
深圳市の永佳合一科技有限公司という電子書籍、スクリーン、キーボード、ストレージ、タブレットなどを生産する会社の製品です。サムスン、東芝、Microsoft、インテル等とも取引があるようです。
VOYO VBook A3Pro
こちらはコンバーチブルタイプのノートパソコンです。
- 画面サイズ 13.3インチ
- CPU core i7 6500U
- SSD 256GB
- メモリー 8GB
- USB3.0×2(TypeA×2)
- mini HDMI(〇)
- コンバーチブル(○)
- 指紋認証(〇)
- データ通信 4G(〇)
- 重さ 1.75kg
- 駆動時間 7~10時間
- 値段 3,599元(62,263元)
※ 毎晩8時から先着5名は200元(3,460円)引き
非常にいいのですが、玉に瑕なのが重いことです!
VOYO VBook V3 i7版
- 画面サイズ 13.3インチ
- CPU core i7 6500U
- SSD 512GB(PCIE SSD)
- メモリー 16GB
- USB3.0×2(TypeA×2)
- mini HDMI(〇)
- コンバーチブル(○)
- 指紋認証(〇)
- データ通信 4G(〇)
- 重さ 1.75kg
- 駆動時間 7~9時間
- 値段 4,799元(83,023元)
※ 毎晩8時から先着5名は200元(3,460円)引き
やはり日本で発売されている高性能パソコンに比べてもコストパフォーマンスがいいですね。SSDにPCIEのものが使われているのも素晴らしいです。重量だけ何とかなれば絶対に買うのですが…。
※ 18年3月26日現在こちらの高スペックバージョンの販売は公式サイトより削除されています。
スペック比較
金麦5 | A3 Pro | V3 i7 | YOGA 720 | |
液晶サイズ | 13.3インチ | 13.3インチ | 13.3インチ | 12.5インチ |
液晶 | 2.5K(2560×1440) | フル(1920×1080) | フル(1920×1080) | フル(1920×1080) |
CPU | Intel Pentium 4415U | Intel Core i7-6500U | Intel Core i7-6500U | Core i5-7200U |
(ベンチマーク) | 3316 | 4303 | 4303 | 4690 |
ビデオチップ | Intel HD Graphics 610 | Intel HD Graphics 520 | Intel HD Graphics 520 | Intel HD Graphics 620 |
メモリ | 8G DDR4 | 8G DDR4 | 16G DDR4 | 8G DDR4 |
ストレージ | 240G SSD | 256G SSD | 512G SSD(PCIE) | 256G SSD |
USB | USB3.0×2、USB-C×1 | USB3.0×2 | USB3.0×2 | USB3.0×2 |
タッチパネル | × | ○ | ○ | ○ |
指紋認証 | × | ○ | ○ | ○ |
データ通信 | × | ○ | ○ | × |
HDMI | ○ | 〇(mini) | 〇(mini) | × |
Wi-Fi | 802.11ac | 802.11ac | 802.11ac | 802.11ac |
駆動時間 | 10~12時間 | 7~10時間 | 7~9時間 | 8.4時間 |
重量 | 1.25kg | 1.75kg | 1.75kg | 1.18kg |
OS | Windows 10 Home 64bit 中国語版 | Windows 10 Home 64bit 中国語版 | Windows 10 Home 64bit 中国語版 | Windows 10 Home 64bit 日本語版 |
価格 | 約58,803円 | 約62,263円(※3) | 約83,023円(※3) | 約82,361円 |
※1 色分けは優秀、良好で区別しています。
※2 ベンチマークはBTOパソコンミニ館を参考にしています。
※3 割引き前の値段です。割引後は約3,400円引きです。
オンラインでの販売ページ
VOYOの新製品Vbooki7plusを購入し、簡単なレビュー記事を書きました。よろしければご覧ください。
まとめ
現在おすすめの中華高性能パソコン2社をご紹介しました。
日本ではレノボがコスパの高いパソコンを出し、よく知られていますが、レノボだけではなかったのですね。
購入者のレビューも高く、品質面でも大きく進歩しています。私も現在どれを買おうか迷っているところです。今後も目が離せません。
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お読みいただきありがとうございました。
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