中国の大学で日本語教師をおすすめする7つの理由

2018-08-12

日本語教師をしたいけど、仕事場はどこに?と考えている方へおすすめしたいのが中国です。成長したい人、海外生活を送りたい人、マイペースに仕事したい人などたくさんのメリットを持った可能性があるのが中国です。

中国の大学で日本語教師をするメリット7つをご紹介したいと思います。

中国の大学で日本語教師をするメリット

海外での日本語教師の人気場所といえばやはりアメリカや韓国、ヨーロッパなど経済的にも政治的にも落ち着いているところです。

中国は実際のところあまり人気がありません。もちろん、中国の日本語学習者は多い分、求人も従事している人も多いので人気がないようには見えないのですが、やはりどうしても中国を好んで選ぶ人は非常に少ないです。

政治的歴史的問題、礼儀等の問題、また待遇面での問題等さまざまな理由があるでしょう。

そんな中で私はあえて中国の大学での日本語教師をお勧めします!理由は7つです。

その1 経済発展を体験できる

中国崩壊論が謳われて久しいですが、それとは反対に順調に高成長を保ち続けています。日々の変化といっても過言ではないほど目の前の景色が変わっているのが中国です。

私が生活している蘇州は中国でも経済的に恵まれ、進んでいた都市ですが、以前にも増してますます成長しています。商業施設・道路・地下鉄・アミューズメント施設等ハード面だけでなく、サービス面の向上、便利化も進みとにかく街の変化が著しいです。

以前記事にした『日本が中国に完敗した今、26歳の私が…』中国人の反応は?の元記事「日本が中国に完敗している…」が日本で話題となったことがありましたが、私は少なからず筆者の意見に賛成です。日本がアジアの盟主だとあぐらをかいていられる時代はすでに終わっていると思います。

※ 画像は蘇州に新オープンした超大型商業施設「蘇州中心」です。後ろは高層ビル「東方之門」と金鶏湖です。

今では、無人店舗販売やスマートフォン決済など日本より先だってテクノロジー化が進んでいますが、他にもびっくりするような便利で素晴らしいシステムが利用できます。

個人タクシーの滴滴打車(Uber)、出前サービス、乗り捨て可能なシェアサイクリング、さらには乗り捨て可能なカーシェア等たくさんあります。中国発のサービスではないかもしれませんが、金の匂いがすれば資金が簡単に集まる中国です。本元以上の規模に成長していくサービスがたくさんあります。

その2 中国語が学べる

いまや中国語といえば英語に次いで人気のある言語といっても過言ではありません。国際市場での中国の影響力増大、国内を見ても中国人観光客の増加等中国との関わりは確実に増えています。これに伴い中国語の人気もうなぎ上りです。

その中国語に日常的に触れられるチャンスを持てるメリットがあります。参考書で得る断片的な知識だけでなく、生の活きた中国語を勉強できます。

仕事柄、中国語を勉強するチャンスはないと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。日本人は恥ずかしがりな性格で外国語を話すことに不得手ですが、中国人も同じです。そこで先生である日本人が頑張って中国語を勉強している姿を見せると、日本語を勉強する中国人も頑張って話そうとします。

その3 採用基準が低い

同じ海外でも人気のある国は募集条件も競争率も高いです。

  1. 420時間講習修了
  2. 日本語教育能力検定合格
  3. 日本語教育に関する学位を取得(専攻もしくは副専攻)

以上が一般的な必要条件です。こちらは日本語教師の職に応募する最低条件となります。大学によっては修士以上の学歴を要求するとこともあります。

しかし、 中国はこの条件が緩い です。上記の3つに該当しなくても、

  1. 何かしらの教員免許を持っている
  2. 2年以上の日本語教師経験がある

等、学校によってはほとんど条件のないに等しいところもあります。ただし、17年からビザの発給要件が厳格化されたことにより、大学出以上の学歴がないと商業ビザが下りなくなりました。

また60歳を超えると同じくビザの発給が難しくなりましたので、定年後の余生をという選択が難しくなっています。ただし、この点に関しては若い世代については可能性が広がったことを意味します。競争力が減少したことになります。

その4 休みが多い仕事

大学での日本語教師は予備校など民間の教育機関とは違い自由度が高く余暇が多いです。

  1. 授業時間が平均週15コマと少ない
  2. 授業時間外は基本的に自由
  3. 夏休み・冬休みは合わせて約3か月

事務室を設け専用のデスクを設けている大学がほとんどですが、詰めている義務がないところが多く、時間は自由に使えます。勉強するもよし、アルバイトするもよし、買い物に行くもよしというわけです。

 一コマ50分位 が普通ですから、週2日~3日で仕事が終わる計算です。もちろん、授業の準備、宿題やテストの直し、添削などで作業はあるのですが、一般の会社に比べ仕事に縛られている時間が少ないのは間違いありません。

私の学校の週間・年間スケジュールをちょっと書いていますので興味のある方はご覧ください。(※ 民間の語学学校で日本語を教える場合は大学と給与、休み等あらゆる面で条件が異なります)

また、こちらは私が現在しているアルバイトに関する記事です。

その5 それなりの暮らしができる

日本国内の日本語教師の給料は多くないですが、中国も同じで多くはありません。私も5500元なので日本円で10万円足らずと日本では貧困層にも分類されるほどの薄給です。

しかし、ここは中国、物価が違います。寮は基本的にどの学校も専用の部屋を学校内に用意してくれる(広くていい部屋が多い)ので、家賃に何千元も払う必要がありません。食費、交際費、電話代などに使うお金は月々1,500元~2,000元といったところでしょう。

もちろん、豪華な暮らしはできませんが、まあまあの暮らしはできます。空いている時間に副業もできますし、時間の使い方次第では有意義に過ごせるかと思います。

中国の一般市民の給料については過去に記事を書いていますのでよろしければご覧下さい。(中国、高まる教育熱と平均給料の実情

また、給与についてですが、ここのところ日本語教師の給与提示額が上がっています。例えば、日本語教師の集いに掲示されている募集では

  • 大連 6300-7000
  • 四川 6000-8000
  • 山西 7000
  • 浙江 10000-15000
  • 南京 10000

等、何年も働いている私より給与が高いところが多数あります。1元17円くらいですので、10,000元くらいの収入があれば十分過ぎるくらいかと思います。

給料が多くても辺鄙な街では欲しいものが手に入らないのではとご心配の方、オンラインショッピングの発展している中国では何も問題がありません。日用品・食品・家具買いたいと思えば、家・ペットなど何でも買うことができます。しかも実店舗で購入するより安いですし、出向く必要もないので却っていいかと思います。

一昔前まで偽物や品質面で心配が絶えませんでしたが大分よくなりましたのし、何かあっても簡単に返品返金交渉ができますので、心配はいらないかと思います。

その6 ホームシックの心配性が低い

やはり気になるのがふるさと日本を離れ異国の地で一人暮らし、日本のものはない、日本食もない、日本語の番組もない、日本人の知り合いもいない等寂しいという気持ちでしょうか。

確かに私も最初の赴任時は少なからずそういった気持ちがありました。しかし、周りは日本語を勉強する日本に興味のある学生や先生ばかりです。様々な面で助けてもらえます。

さらに、日本のもの、日本食は上でもすでに述べましたがタオバオ等のオンラインショップで購入できます。また今やヘルシーで知られる日本食ですからどこへ行っても日本食は食べられます。

また日本のドラマや映画などについてですが、経済発展の著しい中国といってもやはりそこは中国です。まだ版権等の問題をかいくぐり、無料で楽しめる方法がたくさん存在しています。おかげで、日本で見ている以上に様々な番組が楽しめます。なんといってもネット上ですから古いものも新しいものも好きなものを選び放題です。

また、ちょっとお金を出せば3分遅れで日本のテレビが見られるサービスなどあります。これなんかは全国各地の放送局の番組が入りますので、ある意味日本にいるよりいいですね。

そういう物質的なことではなく日本に戻りたい、家族に会いたいというときも悪くありません。隣国という立地条件ですので比較的早く帰れます。また、Peach航空や春秋航空等の格安航空会社が中国各地から飛んでいますので資金的にもさほど心配はいらないでしょう。春秋航空について過去に調べていますのでよろしければ合わせてごらんください。(知らないと損!LCC春秋航空、更にお得に乗る方法

その7 日本では難しい出会いがある

学校内、プライベート共に出会いがあり、日本ではなかなかないような人と友達になれます。もちろん中国人と友達になる機会も日本ではそうそうありませんが、中国にいる以上中国人の友達ができることは当たり前ですね。

まず、学校内ですが外教という立場ですので、学校長等役職のある人とも知り合い、話せる機会があります。場合によっては友達にもなれるでしょう。自分の年齢に関係なくというところがポイントです。

また、学校内には一般的に外国語は日本語のみということは少ないですので、英語、韓国語、ドイツ語、スペイン語など各国の外教とも仲良くなれる可能性が高いです。どんなに中国語ができてもしょせん中国は外国なのです。

さらに、私が感じているすばらしいところが、日本人とも知り合いになれるということです。それも、比較的地位の高い日本人です。大学に外教として赴任する人は特別な場合を除いて社会的地位の高い人である可能性は少ないでしょう。しかし一般企業は違います。

部長クラスの人、それ以上の人が駐在員としてきています。日本で生活していても仕事関係であるくらいしか関りがないのではないでしょうか。

しかし、ここは中国、外国です。彼らも同様に寂しいのです。ですから、日本人との交流を求め、様々なイベントに参加してきます。地位も年齢も違う方々と友達のような関係になれることがあるのです。

ただし、 注意点が一つあります!給料格差が天と地です。駐在員であり、役職の高い人は手当ても元々の給料も高く、とても中国の教師の給料では太刀打ちできません。常に一緒にいることはできませんね。

まとめ

日本語教師として生活を考えている方向けに、中国の大学をお勧めさせていただきました。

  • 経済発展を目の当たりに
  • 中国語が学べる
  • 他国に比べ採用基準が緩い
  • 休みが多い
  • 暮らしの質が悪くない
  • ホームシックの心配が少ない
  • 日本ではできない出会いがある

以上7点を挙げてみました。

もちろん海外での生活にいいことばかりであるはずがありません。悪いこともたくさんあります。その点も改めて記事にしてみたいと思います。

しかし、今回あげたようにそれ以上の素晴らしい経験ができる国が中国です。ぜひお考えになってみてください。また、質問等も受け付けますので、コメント欄からお気軽にどうぞ。

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お読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

JUNP

2008年から中国で日本語教師をすること早10年。中国でできないツイッタ-始めました。よかったらフォローお願いします。

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