東京2020オリンピックボランティア、海外からの応募に厳しい!

2018-09-14

再来年2020年の夏、東京で2度目のオリンピック・パラリンピックが開かれます。選手とともに大会を盛り上げるのはバックで働くボランティアのメンバーたち、そのメンバーになりたいと調べてみたのですが…。

私は中国で日本語教師として働く人間です。オリンピック・パラリンピックが行われる7月、8月はちょうど夏休みにあたり、自由な時間が持てます。その期間、有意義に過ごすべく、また一生の思い出にボランティアとして大会に携われたらと思っていました。

現在夏休みということで一時帰国しておりますが、ちょうどいいと調べることにしました。しかし、海外居住者にはなかなか難しそうなことがわかったのです。
(※ 【訂正】外国人ボランティア、海外居住者の応募について訂正を加えました。)

オリンピックボランティアの種類

今回参考にさせていただいたのがこちら、西川千春さん著『東京オリンピックのボランティアになりたい人が読む本』です。

著者西川さんはこれまで12年ロンドンオリンピック、14年ソチオリンピック、16年リオオリンピックと3大会で通訳としてボランティアをされています。

西川さんによると、オリンピックでのボランティアには大きく分けて2種類あるそうです。「大会ボランティア」と「都市ボランティア」です。

大会ボランティアとは

東京オリンピックの組織委員会が募集をかけ、研修、運営まで行います。仕事内容は大会を円滑に進めるための運営に携わるボランティアです。

主なボランティアは以下の9分野で配置されます。

  • 案内 1万6000人~2万5000人
  • 競技 1万5000人~1万7000人
  • 移動サポート 1万人1万4000人
  • アテンド 8000人1万2000
  • 運営サポート 8000人10000人
  • ヘルスケア 4000人6000人
  • テクノロジー 2000人4000人
  • メディア 2000人4000人
  • 式典 1000人2000人

都市ボランティアとは

都市ボランティアは組織委員会の管轄ではなく、東京都が主体で行うボランティア組織です。こちらは大会とは直接関係なく、そこまでの案内やサポートがメインになります。

主なボランティアは以下の4項目に分かれます。

  • 空港、主要鉄道、観光地での案内 5000人
    (観光案内、交通案内、大会インフォメーション、東京都のPR)
  • 競技会場最寄り駅から会場 20000人
    (観客の案内、大会インフォメーション等)
  • 都内ライブサイト 5000人
    (来場者案内、会場内運営サポート)

詳しくは『東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会 都市ボランティア募集要項(案)』を御覧ください。

海外からの応募が簡単ではない理由

東京オリンピック・パラリンピック2020のボランティア募集は大会ボランティア、都市ボランティア共に18年9月中旬から(12月上旬まで)の予定のようです。

募集開始は9月26日(水)13時からに決定

現在特設ページが用意され、募集要項が確認できます。

応募資格と条件

大会ごとにじゃっかん違いが出てくるようですが、東京2020の募集要項はおおよそ以下のようになっています。

  •  期間  大会期間中及び前後において、10日以上の活動を基本
  •  時間  休憩待機時間を含め1日8時間
  •  応募条件 
    ・2002年4月1日以前に生まれた人
    ・日本国籍又は日本に滞在する在留資格を有する人

ここまでは日本人で且つボランティアを考える人であれば、ほとんどの人が当てはまるかと思います。外国人に関しては在留資格取得が必須なので難しいかもしれませんね。

(※ 【訂正】外国人については「観光ビザ」でも応募可能です。)

さて、私が海外からの応募が難しいと言っている理由ですが、外国人がというわけではなく、日本人の場合も同様です。

ボランティア採用から本番までの流れ

(東京2020年ボランティア『応募からの流れ』)

こちらは公式サイトのボランティア要項に掲載されている「応募後の流れ」です。これを見ると2020の大会までの流れが確認できます。

  1.  18年 9月中旬~12月上旬  応募
  2.  19年 1月~7月ごろ  オリエンテーション(面談含む)
    海外からはテレビ電話で参加可
  3.   19年10月~2月  共通研修
    ※ 海外在住者は20年6月以降
  4.   20年4月以降  役割別研修
  5.   20年6月以降  会場別研修
  6.   20年4月以降  リーダーシップ研修

リーダーシップ研修を除いて基本的には全て参加する必要があるようです。「共通研修」については海外在住者を大会開催直前に変更してくれるようですが、問題はそれ以外の研修です。4と5の研修が必須であると、休暇をとって一度帰国する必要がでてきます。

これは仕事が繁忙期を外れていて、且つお金に余裕がある人でないと難しい!!

(※ 【訂正】海外居住者の研修は全て大会直前に集約されるので、1週間まえぐらいに入国すれば問題ないそうです)

海外在住者が必要な負担

今世紀日本で開かれるのは最後かもしれないし、自分が元気なうちに携われる唯一のオリンピック・パラリンピックかもしれません。だからそんなケチケチするなと言う考えもあるかもしれませんが、それは余裕がある方のご意見、私のようなものには非常に厳しいのです。

  1. 役割別、会場別、共通研修の日程が違えばその往復航空券代(【訂正】必要なし)
  2. その研修時の滞在費、食費
  3. 大会時の会場までの交通費
  4. 大会開催中の宿泊費
  5. 大会後の海外航空券代

私の場合軽く見積もっても20万円です。20年は通常の観光客に加え、五輪観光の人で賑わい、航空チケット代も宿泊費も高くなることが予想されます。そうなると海外住まい&地方出身の人はダブルパンチになります。

用意してもらえるもの

実費で用意する、負担するものもたくさんありますが、運営側に支給してもらえるものもあります。

  1. ユニフォーム一式(シャツ、ジャケット、パンツ、キャップ、シューズ、バッグ等)
  2. 活動中の飲食
  3. ボランティア活動向けの保険
  4. 期間中の滞在先から会場までの交通費

「1」に関しては非常にいい思い出になるでしょうね。前述の西川さんも著書の中でこの点についてもふれられています。

東京2020ボランティアに応募する

様々な理由から気持ちはあってもできないかと不安に思う方もたくさんいらっしゃると思います。それでも、まずは応募してみるといいかもしれません。私もそうするつもりです。

もしかしたら、海外在住者の研修が大会直前に集約されないとも限りません。

 ボランティアに応募 

募集は9月中旬~3ヶ月ぐらいと決まっていますので、見逃さないようにしてください。私も応募したらまた記事を更新したいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

JUNP

2008年から中国で日本語教師をすること早10年。中国でできないツイッタ-始めました。よかったらフォローお願いします。

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