田舎で速度測定『最安値保証WiFi』!

『最安値保証WiFi』ってご存知でしょうか。これ実はモバイルwifiルーターサービスの名前なんです。スペースエージェント(Space Agent)社という民泊物件特化の不動産サイトを運営したり、実際に民泊を運営するための様々な事業を行ったりしています。

「最安値保証WiFi」もこうした流れで提供しているサービスと言えます。このWiFi安いだけじゃありません。
- 使い放題
- 初期費用無し
- 契約縛り無し
このようないろいろな煩わしいオプションやしばりなどがないのも特徴です。「すばらしい!」と思った方、一つ気になりませんか。田舎でも使えるのか?モバイルワイファイと言ってもこの安さ、旅行で田舎に行ったり、田舎住まいの人でも安心して使えるか不安。・・・ということで田舎住まいの私の出番です。
田舎エリアの速度『最安値保証WiFi』

私が住んでいる場所はコンビニが一つもないすごく田舎です。町名を言うことはできませんが、関東(北)の旧村です。そして私がモバイルワイファイを選ぶ原因になった光ファイバーが通ってないような所にあります。
実際契約してみましたので、特徴のおさらいと確認、そして、速度を検証してみたいと思います。
特徴ベスト4と疑問点
- 使い放題(※1)
- 通信制限(※2)
- 契約縛りなし(※2)
- 初期費用0円
トップ画面にもまず目に入るこれらの文言ですが、これが本当ならすごく魅力的なサービスと言えそうです。それぞれ確認してみます。
使い放題
『使い放題』というのは少し言い過ぎかなと思います。というのも月に100GBを超えると通信制限がかかるようなのです。しかし、100GBを個人で超える人は多くないと思います。
※ 8月末これまで存在したポケットWiFi会社全てが使い放題を止めました。現状はほとんどのサービスが100GBを上限としています。
心配な方はどのぐらい通信量を使っているか調べる「NetWorx」ソフトがありますので、使って調べてみてください。

YouTubeを1080p(HD画質)で1分間の動画を視聴したところ8MBでした。1時間で約500MBになる計算ですね。
通信制限なんて気にしない
「通信制限なんて気にしない」とはありますが、 月に100GBを超えると通信制限がかかり速度制限が128kbpsまで低速化するようでするようなのです。日に3GB以上コンスタントに使うといつか越えてしまうかもしれないということですね。
契約縛りなし
最短1か月からということなので、もちろん1か月分はかかることになります。しかし、それをすぎれば制限がないというのは素晴らしいですよね。他社だと2年縛りなどありますからね。ただし、気になるのが解約のポイントです。

サイトの説明には以上のような説明があります。「4月最終日利用開始、5月に解約を申請」と仮定して考えます。以上の文言通りに考えると…
- 解約月は解約申請をした翌月末・・・6月末のこと?
- 解約日は月最終日・・・5月中の解約申請の場合は5月31日?
- 解約月は1か月分支払い・・・6月が解約月
→→つまり6月は1日も使わなくても3,280円(税抜)が必要なのか??
結果的には私の勘違いでした。「解約日」を「解約申請日」と勘違いしたためにこのような理解となったのですが、気になったのでカスタマーサービスに連絡して聞いてみています。
担当者:
5月に解約を申請した場合、6月末が解約月となり6月末で契約終了となります。その6月末まで利用が可能です。端末の返送は契約が終了してから5日以内(7月5日まで)です。4月は日割り、5月と6月分は6,560円(3,280円×2)それに返送送料を加えたものが費用となります。
ということで、縛りはないですが、使わなくなることが決まったら早く連絡する必要があります。そうでないとプラス一月分払わなければいけなくなるかもしれません。
初期費用0円
これは素晴らしいですね。キャンペーンでもないかぎり、一般的にどのサービスも1ヶ月の月額料金相当の3,000円ほどが初期費用として必要です。
しかし、お試し期間などがないため、仮に速度やサービスに不満がある場合にすぐに解約を考えても最低3,280円(月額料金)はかかりますので、これが唯一のデメリットとなるかもしれません。
ポケットWiFiのデータ通信スピード測定

こちらの契約を考える際にまず、回線を提供するソフトバンクのエリアマップをご確認ください。こちらのエリア内に該当していないとそもそも利用できません。
それでは測定結果です。
※ 複数回ずつ計測していますが、その平均(真ん中)の値のものを載せます。
朝8:30(パソコン)測定
1つ目:うちのWi-Fi→上り:7.75 / 下り:0.64
2つ目:最安値保証WiFi→ 上り:24.52/ 下り:15.23
昼12:00(パソコン)測定
1つ目:うちのWi-Fi→上り:1.93 / 下り:1.19
2つ目:最安値保証WiFi→ 上り:29.65/ 下り:17.33
昼12:00(スマホ)測定
1つ目:うちのWi-Fi→上り:5.26 / 下り:1.83
2つ目:スマホのシム(OCNモバイル)→ 上り:1.72 / 下り:6.24
3つ目:最安値保証WiFi→ 上り:27.6 / 下り:16.2
夕方16:30(パソコン)測定
1つ目:うちのWi-Fi→上り:5.71 / 下り:1.44
2つ目:最安値保証WiFi→ 上り:18.66/ 下り:16.17
夕方16:30(スマホ)測定
1つ目:うちのWi-Fi→上り:4.86 / 下り:1.86
2つ目:スマホのシム(OCNモバイル)→ 上り:14.8 / 下り:9.18
3つ目:最安値保証WiFi→ 上り:18.6 / 下り:15.0
夜20:30(パソコン)測定
1つ目:うちのWi-Fi→上り:2.51 / 下り:1.57
2つ目:最安値保証WiFi→ 上り:20.77/ 下り:14.39
夜20:30(スマホ)測定
1つ目:うちのWi-Fi→上り:4.33 / 下り:1.73
2つ目:スマホのシム(OCNモバイル)→ 上り:11.2 / 下り:1.54
3つ目:最安値保証WiFi→ 上り:16.6 / 下り:8.19
我が家の場合では想像以上にいい結果となってくれています。全時間においていい数字で、十分な数字がでています。またしばらく状況を見てみたいと思います。
インターネットスピードの目安
お使いになる用途によって必要なスピードが変わってきます。主な値としましては以下のものをご参考にお考えください
- LINE等のチャット、Eメールなど:~1MB
- ネットサーチ、ブラウジング:1MB~10MB
- 動画視聴:4MB~25MB
Youtubeの目安
動画の解像度 | 望ましい速度 |
SD 360p | 0.7Mbps |
SD 480p | 1.1Mbps |
HD 720p | 2.5Mbps |
HD 1080p | 5Mbps |
4K | 20Mbps |
じゃっかん甘めな数値のように思えますが、速いにこしたことはありません。やはり、必要なことは住んでいる地域、利用地域での数字を計測することです。
最安値保証WiFiを3ヶ月使った感想
4月末から記事更新時の6月26日までまるまる2ヶ月利用しました。この間の使い方と言えば、朝9時から11時、2時から5時までオンラインで授業、夕方及び夜1~2時間You Tube視聴という感じでやってきました。ほぼ毎日同じ流れでした。
実家はかなりの田舎ですが、使い勝手等、概ね満足です。2~3度、下り速度が3Mbpsほどに落ちたこともありますが、シムを一度抜き入れ直してみることで改善しました。
ゲームユーザーであればもしかしたらPing値などで不満足な情況もあるのかもしれませんが、そこは私にはわかりません。しかし、動画視聴、ビデオチャットには全く問題がありませんでしたので、大方の人には問題のない良好なサービスと言えると思います。
また、問題が発生した際にはメール対応、電話対応をしてもらえます。しっかり答えてもらえますので安心材料かなと思います。
価格ドットコム紹介WiFiと比較
普段、物の値段を調べる時に「価格ドットコム」を使っている方たくさんいらっしゃると思います。Wi-Fiに関する項目もあります。値段もサービスも、キャンペーンも日々変わっていますので、簡単には比較ができないのですが、私が今回Wi-Fi導入検討にあたり検討したことを共有いたします。
※ 光回線が引けない方に向けてのご紹介です。
※ 2020年3月末時点での比較です。
プロバイダ(モバイル回線)を見ると…安い!

そう、すごく安・・・くないんです!大きな落とし穴があるんです。ちょっとずるいやり方だと思うのですがこんな罠があります。
1年目・・・ 535円 ([基本料金+初期費用+端末割賦代-キャンペーン各種-キャッシュバック38,000円]÷12か月)
2年目・・・3,678円( 基本料金+端末割賦代-キャンペーン各種 )
3年目・・・5,368円( 基本料金+端末割賦代-キャンペーン )
4年以降・・5,368円( 基本料金 )
「3年目から高いから2年だけ利用しよう、ちょうど2年契約って書いてある!」と思った方、ちょっとまってください。なんとそれができないんです。できないというと語弊がありますが、損をすることになります。
確かにソフトバンク回線との契約は2年毎です。しかし、端末について考えなければなりません。
端末は一括で購入すると月々割引が適応されずお得ではないので、割賦で購入して月々割という形で端末代が実質「0円」の契約をします。しかし、その割賦が3年(1680円×36か月)契約なのです。つまり2年以内に解約すると未払いの分「1,680円×12か月」を支払う必要が出てきます。これではお得ではないので、3年間の割賦代を払い終わるまで待ちますよね。
1年目終了時解約・・・違約金(プロバイダ違約金)+割賦未払い24か月分
2年目終了時解約・・・違約金無し+割賦未払い12か月分
3年目終了時解約・・・違約金(プロバイダ違約金)+割賦未払い無し
4年目以降偶数年解約・・・なし
4年目以降奇数年解約・・・違約金(プロバイダ違約金)
3年目に入った時点でプロバイダの2年契約が更新されているので、3年目の終わりで解約すると違約金がかかります。というわけで、実質4年間使う必要が出てきます。そして4年目以降は割賦代がなくなりますが、いっさいの割引もないので、5,368円となります。
つまり、初年度のやすさを求めて契約しても、違約金の支払いが嫌なら4年間使うことになります。しかし、料金体系で示したように2年目以降は決してやすくないですね。もっとお得なサービスはたくさんあります。
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いかがでしょうか。ネットの重要性が増している現在自分にあったプロバイダが見つかるといいですね。お読みいただきありがとうございました。
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