『みんなの日本語』第26課・27課の難点、PPT&教室活動教材

2020-04-20

日本語教育で使われている『みんな日本語』(スリーエーネットワーク)を基にパワーポイント教材、教室活動教材を作って授業をしています。市販・オリジナル教材もほぼ同じ順序で文型・表現が導入されていますので、皆様に参考にしていただけると思います。

第二十六、二十七課編です

また、本記事では主に中国人に対して授業を行う際の難点も併せてご紹介いたします。

その他の課は以下のページからご覧いただけます。

第26課の難しいポイント

第26課で学ぶ項目(文型・表現・単語)は主に以下の文型、表現です。

  • ~んです
  • ~んですが、~ていただけませんか

~んです

個人的にこの「~んです」が間違いなく話せるかどうかで上級者かどうかが分かる気がします。というのもこの「んです」は説明が難しく、感覚によるところが大きいと思っているからです。


A:昨日どこに行ったんですか
B:?えーと、昨日はスーパーに行ったんです


A:?Bさん猫好きなんですか
B:え、好きだけど、急にどうして?
A:聞いただけですが・・・

2は何の脈絡もなく話すと変ですよね。猫の話を前にしたことがあるとか、それを感じさせる話をした、または服に毛がついているなど、その上でなら「んです」を使えますが、何もなく単純な質問であれば、「好きですか」となりますよね。

 ポイント

答えの「んです」を使うのは

  • 「~んですが、~」と続ける場合
  • Aの質問に対して、「そう、~んですよ」と同意して答える場合
  • Aの質問に対して、「私がしたんです!」など強調する場合

~んですが、~ていただけませんか

前置きを話す時に中国語では「が」にあたる言葉を入れません。なので、この「が」に違和感を感じ慣れるまではこれを入れるのに抵抗感があるようです。

また、「いただきます」が頭に残っているためか、可能形で言わない学習者も時々いるので注意が必要です。

第27課の難しいポイント

第27課で学ぶ項目(文型・表現・単語)は主に以下の文型、表現です。

  • 可能形
  • 見えます/見られます
  • 聞こえます/聞けます
  • できる

~可能形

?私に壊されました


中国語では失敗や後悔を表すために受身形を表す「被」を使います。日本語だったら「てしまった」を使って表したいところです。

  • 被我弄坏了:壊しちゃった
  • 被我给丢了:失っちゃった

これに引っ張られて使ってしまう間違いをよく見るので注意が必要です。

見る、見える

?昨日友達を見ました
?昨日友達と見えました

中国語では「友達に会う」は「見朋友」というように「見る」を使います。このため、以上の文はよく見られます。もちろん、「見かける」の文脈ならいいんですが。

また余談にはなりますが、中国語では「看」と「見」の使い分けがされていて日本人には少し戸惑うことがあります。アニメやドラマ等映像は「看」、人に会うは上記でもお話したように「見」ですが、

  • 能看见、看得见(見える)
  • 这样的刀没有见过(このような包丁見たことがない/会ったことがない)

このように併用する場合や、2つ目の文のように人だけでなくものに対しても使うので混乱するケースがあります。おそらく、「看」はじっくり見る、「見」は目に入ると人に会う、このような使い分けがあるのでしょう。

 ポイント

中国語   日本語
見朋友・・・友達に会う
看電視・・・テレビをみる
見過雪・・・雪を見たことがある

できる

日本語では

  1. ピアノができる
  2. 家ができる
  3. 友だちができる
  4. こどもができる

など様々な場面で使える「できる」ですが、中国語で可能をあらわす「会做」で言えるのは「1」ぐらいです。なので、2~4は練習してこのような言い方があるんだよと理解してもらうことが必要でしょう。

PPTと教室活動教材ダウンロード(無料)

日本語教育第二十五課の授業で、あるいは授業準備の参考としてお使いいただけそうなオリジナル副教材を配布致します。ダウンロードは下記ボタンよりダウンロードしてお使いください。

※スマートフォンからだとダウンロードできない場合があります。パソコンからお願い致します。

 第二十六課 

内容:

  1. 第二十六課パワーポイント
  2. 教室活動プリント

日本語教師の養成『ヒューマンアカデミー』

 第二十七課 

内容:

  1. 第二十七課パワーポイント
  2. 教室活動プリント

何かお気づきの点、修正すべき点などありましたら、ご連絡いただけますと幸いです。

この記事を書いた人
JUNP

2008年から中国で日本語教師をしています。日本語教師のリアルな生活、中国で楽しく快適に暮らすアイディア、節約貯蓄術などを書いていきたいと思います。
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