中華パソコンでの文字化け解決方法を探った

私はかれこれ10年近く中国で買った中華パソコンを使っています。今使っているのはVOYOという日本では聞き慣れないメーカーのものです。コストパフォーマンスも高いですし、使い勝手にも非常に満足しているのですが、1点困ったことがありました。それが文字化けです。
「ID Manager」というパスワード管理アプリをずっと使っているのですが、このパソコンに変えてからどういうわけかこのアプリだけ文字化けが起きていました。ちなみにOSはウィンドウズ10です。
文字化けしていても使えないことはなかったのですが、やはり正常利用ができるに越したことはありません。ということで、今回調べながらいろいろ試し、成功したお話をしたいと思います。
中華パソコンでの文字化け解決方法を探った

上画像(左)のように英語は問題なく表示され、仮名部分と漢字部分に文字化けが起こっていました。
今回ネットで調べながらいくつか試してみました。試したのが「システム言語の変換」、「入力言語(日本語)の削除と再インストール」、そして最後に成功した「システムロケールの変更」の3つです。いずれも文字化けを解消する方法として紹介されているものですので、お困りの方は試されてみると良いかと思います。
システム言語の変換
こちらはパソコンの表示言語です。OSのエディションによって単一言語バージョンなどもあります。確認場所は

- 「Win」+「I」でWindows設定を開く
- 時刻と言語
- 言語
ここで確認できます。こちらを他の言語にしてみます。私は中国語表示にしていた期間もあるので日本語を中国語に変更してみました。
- 表示言語を「中文(中華人民共和国)」に変更
- サインアウト
- ログイン
結果、こちらでは文字化けは直りませんでした。
入力言語(日本語)の削除と再インストール

1つ目に試した「言語」画面までは同じです。このページを下の方にスクロールすると入力言語を設定できる画面が出てきます。こちらの日本語を削除し、その後インストールを行います。
※ 画像にあるように言語が上部にある状態では削除ができません。必ず複数言語を準備し、「↓」で下に移動してからでないと削除できません。
- 日本語を削除する
- パソコンを再起動する
- 同ページ「優先する言語を追加する」より日本語を新規でインストールする
こちらも試しましたが、やはりだめでした。ちなみに、グーグルのIMEなどマイクロソフト以外のものを使っている場合は改めてそちらもインストールする必要があります。
システムロケールの変更

結果的に文字化け解除に成功したのがこちらです。
ステップ1 ー時計と地域を表示ー
- 「Win」+「I」でWindows設定を開く
- 時刻と言語
- 左目次の「地域」を選択
- 関連設定の「日付、時刻、地域の追加設定」を選択
または下記の方法でも可能です。
- タスクバーに「コントロールパネル」と入力
- 「時計と地域」を選択
ステップ2 ーシステムロケールの変更ー
上画像の内容です。
- 「地域」を選択
- 「管理」タブを選択
- 「システムロケールの変更」を選択
- 「現在のシステムロケール」を「日本語」に変更
※ 下部にある「ベータ:ワールドワイド言語サポートでUnicode UTF-8を使用」にチェックを入れると私の場合は更に文字化けを起こしました。
ここで再起動をすれば完了です。
今回の文字化けの原因と感想
今回の文字化けの原因はとても簡単なものでした。
IDManagerのテキスト部分がUnicodeではなかったため、システムロケールで指定されていた中文(中華人民共和国)のコードとして認識していました。しかし、私が打ち込んだテキストは日本の漢字や仮名であったため、本来はそれに相応したコードを読み取れる日本設定でなければいけなかったわけです。
様々な原因で文字化けを起こすのだと思いますが、情況によっては今回のより複雑なものもたくさんあると思います。その際は他の方の記事をあたってみてください。
お読みいただきありがとうございました。
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